「受かりました!」令和3年10月25日は、9月に受験した3級ファイナンシャル・プランニング技能士試験(以下FP3級)の合格発表の日でした。その日は朝から業務が立て込んでおり、お昼頃まで合否の確認ができませんでした。休憩時間となり、受験票を握りしめドキドキしながらパソコンの合否検索ページに受験番号と名前を入力すると、画面に映しだされた「完全合格」の4文字。しみじみと一人静かに合格をかみしめた後、冒頭のように同僚や先輩に報告しました。すると、皆口々に「おめでとう!」と労ってくれました。
 弊社の社長は、社員のスキルアップのために掛かる研修費や受験費用を会社で負担してくれます。業務時間中も仕事の状況に応じて勉強することを認めてくれています。さらに受験日に休みをとれるようにシフト調整してくれるなど、全社をあげてバックアップしてくれます。だからこそ「必ず1回で合格しなければ!」とプレッシャーを感じました。正直、過去問に取り組み始めた頃は全く解けず、投げ出したい気持ちになりました。でもバックアップをしてくれる皆がいる、一人ではないという気持ちと、いい意味でのプレッシャーのおかげで怠け癖のある私が諦めることなく続けられました。解らないながらも続けていくと次第に解けるようになり、最後まで楽しくやりきることが出来ました。
 FP技能士の資格は、葬儀のお仕事には直接必要ないかもしれません。しかし、ご葬儀後には様々な手続きがあり、身近なところでは「相続」や「年金」の手続きなどがあります。今回受験に際し学んだおかげで、以前よりは少し詳しく説明できるようになったと感じています。FP技能士は具体的な手続き処理を行う事が許されない為、最終的には税理士さんや司法書士さんに引き継ぐ事になりますが、その手前までのお手伝いが微力ながら出来ればと考えています。
 その為にも引き続きFPの勉強を続け、タイトルのように来年1月には2級ファイナンシャル・プランニング技能士試験合格を目指します。晴れて合格の暁には担当させていただくお客様にとって少しでも有益な情報を提供でき、「安心」を感じていただける葬儀者になるべく更なる努力を続けていきます。

文責:笹木幹人