ゆらゆらゆれるハーバリウムに浮かぶ花。
日々の暮らしを優しく慰めてくれます。
オリジナルのハーバリウムボールペンを
作ってみませんか?

ほんの少し、心を豊かにするセミナー
第11回、開催です!

日時:10月28日(水) 13:30~15:00
場所:cocobunji WEST 5階セミナールーム
内容:ハーバリウムボールペン作成 就活・相続相談
なお、15:30より「生命保険の基本の“き”」も開催いたします。
詳細は、(株)エチュード 042-325-1191まで

 3月に入社した私は、当初電車通勤でしたがコロナウイルス感染予防対策として会社より許可を頂き、今は自転車通勤をしています。
 感染予防はもちろんのこと、通勤時間が短縮でき、運動不足の解消にもなっています。通勤経路である公園を通る際は、春先には桜、初夏には新緑と四季折々の季節を感じることが出来ます。私にとっては「災い転じて福となす」、とても有意義な通勤となっています。

 ある日通勤途中の交差点で青信号が点滅し始めた時、横断歩道の向こうから子ども達が走ってくるのが見えました。一人が走り出し、続けて二人、三人と走り出します。危ないなあ、転んだり、ぶつかって怪我でもしたら大変だ!と思い、私の前に来た子どもに「走って渡ると危ないよ!」と注意しました。その子は突然の言葉にビックリした様子で何も言わず行ってしまいました。
 私の子どもの通う小学校では、保護者が交代で行う「旗出し」という係があります。旗出し係が信号機の無い横断歩道で声がけをしながら子ども達の通学の安全を見守り、騒いでいたり、車道に出て歩いている子がいれば注意をします。
 思い返すと私の子ども時代にも近所にうるさく注意してくれるおじさんやおばさんがいました。そういった方々のおかげで今の自分があるのかもしれません。子ども達の安全を守るのは、保護者やその地域の大人達の責任だとあらためて強く思い、自転車通勤は電車通勤では感じなかった地域との接点がより身近なものだと実感させてくれました。

 井口葬儀店では地域の方々への感謝と交流の場として、納涼祭や餅つき大会を行っています。今年はコロナウイルスの影響で実施出来ていませんが、先輩から地域の多くの方々に遊びに来て頂いていると聞いています。また、子ども110番の家にも登録していて、子ども達も気軽に遊びに来たり、トイレを借りに来たりしています。
 そういった社風を持つ会社の一員として、地域の子ども達の安全を見守り、通勤中だけでなく、危ない時や注意が必要な時は、必ず「声がけ」をしようと改めて決意しました。そして、いい意味のうるさくお節介な人を極められる様に成長していきたいと考えます。
 それが仕事に於いて、お客様に寄り添う力の糧となると信じています。

文責:加藤洋一


 新型コロナ感染拡大予防のため、様々なイベントやスポーツ大会が中止となる中、私共井口葬儀店の「納涼祭」も中止とさせていただくこととなりました。皆様と過ごすはずだった時間がなくなり、とても寂しい気持ちでいっぱいです。

 本来であれば今頃は、納涼祭に向けての準備で、社内はてんやわんやの大騒ぎです。
市内の農家の方々にご協力を頂き、ゲームの賞品「こくべじ」の準備。
会場内でのゲームやイベントの打ち合わせと大道具の作成。
飲食メニューの考案と試作などなど。
 一昨年より去年、去年より今年を、より楽しんでいただくために準備に明け暮れます。
夢中で楽しんでいただくためだけに的を絞ったイベントは、私たちにとっても心から楽しい行事の一つです。

 夕暮れ時、お孫さまの手を引いて来られるおじいさまやおばあさま。近隣の小学生や中学生。浴衣を着てこられるご家族さま。皆様が笑顔で会場に来られる景色が、今年も当然見られるものと思っておりました。
皆様のお身体を鑑みれば、中止にすることは当たり前の判断と分かっておりますが、何より皆様にお会いできないことが本当に本当に、寂しいのです。

 この非常事態が終焉を迎え、大手を広げ皆様をお迎えできるようになりました暁には、いままでで一番楽しんでいただける「納涼祭」を開催したいと思います。それまで皆様、新しい生活様式を日常に、お元気でありますように心からお祈り申し上げます。

文責:市川 愛華


 世界で猛威を振るっている新型コロナウィルス。緊急事態が宣言され、1カ月近くが経過し、様々な業種への自粛要請で多くの企業が危機的状況になっています。社会の機能不全は長期化の様相を呈し、私たち葬儀業界でも自粛要請の影響で、火葬場に同行できる人数が制限され、葬儀の縮小化が進み、本来であれば、たくさんの方々に見送られるべき人のご葬儀を行うことが大変難しくなっています。そして、それに伴い生花、仕出し、返礼品などの関連業者にも影響が及んでいます。

 緊急事態宣言よりも前、感染が世界に少しずつ広がり始めていた時、私は「きっとすぐに治るだろう」「人は強い、きっとすぐにウィルスも封じ込める」と、対岸の火事のように現実味が今ひとつなく、ぼんやりと光景を眺めておりました。

 しかし、そんな中で、衝撃的だった「志村 けんさん」のコロナ感染による「死」。老若男女に愛されたお茶の間の大スターの、あっという間の「死」はコロナウィルスの恐ろしさを一瞬で知らせるところとなりました。多くの人を楽しませ、家庭に笑いを届けてくれた方の無言の帰宅は、あまりにも虚しく、そして何よりも、お兄さんの言葉は、葬儀者として衝撃的で胸に刺さる思いでした。「病院の霊安室に行ったが、本人の顔を見ることができなかった」「お骨も拾うことができなかった」と・・・
 ご遺族様にとって、お骨を一つ一つ拾い上げることは、死を受け入れることの大切なプロセスの一つです。志村さんのご遺族はそれができず、本当に無念であったことだと思います。「もしかしたら生きているのかもしれない」「亡くなったのは、何かの間違いかもしれない」と考えてしまう方もおられたかもしれません。

 今、日本が諸外国に比べ、感染者数、死亡者数共に少ない現状で留まっていられるのは、皆様が生活の中で、たくさんの事を自粛していることが大きな力になっています。そして、そんな中で現在も変わらず、懸命に働いている医療従事者の方々、運送業者方々、食品スーパーの方々などが、私達の生活を支えてくれています。そうした方々の想いと決意を無駄にしない為に、これ以上、悲しい思いをされる方を増やさない為に、一刻も早い終息を迎え、来年の今頃には、親しい人達と力一杯手を握り合えるように、今はただ自分にできる事を精一杯行ってゆこうと強く心に思っています。これを読んでくださる皆様のご健康とご多幸を心から強くお祈り申し上げます。

文責:佐々木 俊巳

 入社後10年が過ぎ、その間に沢山の故人様をお送りさせていただくお手伝いをしてまいりました。この度(たび)担当させて頂きましたご宗旨と斎場は始めての経験でした。以前の私は未経験の事に接した時、余裕もなく必死だった為か、直面すると不安感に苛(さいな)まれて気持ちが落ち着かないことが多々ありました。

 しかし最近では知らないことに接したときにワクワクするような気持ちになります。知らない事を知る喜びが大きくなり、今まで以上に積極的に仕事に向き合えるようになりました。私が初めてお借りする斎場の場合、過去に利用した経験のある先輩にアドバイスをもらいながら、不明な点は実際に斎場に足を運びレイアウト図などを作ります。また、以前の利用時から数年経過しているため利用規約の変更などもあるかもしれない事を考慮し、使用上の細かいルールなども確認しました。完全ではないですが、以前に比べて見るべきポイントや注意点が明確になってきた事が不安感を持たなくなった要因だと自分では考えています。

 年齢を重ねると新しい事に触れる機会が少なくなったと感じていましたが、それは自分が今まで得た知識や限られた生活範囲の中での活動にかたよってしまい、接していなかっただけだと気づきました。自ら積極的にアプローチしていけば新しい事に触れる機会は沢山あります。例えば社外の講習会への参加や異業種交流会などを通して自分の知らない知識や考え方を知ることができます。同時に書籍やインターネットの情報からも知識を得る事が可能です。

 そうして得た知識を自分だけの知識として蓄えるのではなく、仕事を通して社内外へ発信し、少しでもお客様満足につながればと思っています。昨今のコロナウィルスの影響で、参加予定だったアクティブリスニング講習と顧客相談対応研修が中止となりました。そのほかにも受講予定だった講習会が全て延期または中止となってしまい大変残念です。早く終息に向かい、再開されることを切に願っています。そしてこんな時だからこそ自己の人格を磨き、豊かな人生を送る事が出来るように、ワクワクを大切にして学ぶ楽しさを生涯持ち続けながら、自分を高めて行きたいです。 

文責:笹木 幹人

「親の顔がみてみたい!」と聞かれてどう思われますか?行儀のよくない子どもを想像されると思います。私も子どもの頃から先生や周りの大人達に言われていました。さぞ悪ガキだったのかと思われるでしょうが…
 「ひでき君は、明るくてとても素直な子ね、ご両親の育て方がよかったのね!家庭訪問でお会いできるのが楽しみ!」とある先生に言われました。現在の私をご存知の方は信じられないかもしれませんが本当なのです。家庭訪問が終り、次の生徒の家に送って行く途中「思っていた通りの素敵なご両親だったわ!お父さん、お母さんをいつまでも大切にするのよ!」と言われ、自分が褒められた様な嬉しい気持ちでした。
 中学卒業の謝恩会の時、凄く怖かった英語の先生は、「お父さん、お母さん、今までディック(名前をもじった私のあだ名)を、さぞ大事に育ててこられたのでしょうなぁ!お疲れ様でした!これからは是非私がデイックを育てたい!どうか養子にくださらんか?」と冗談とも本気ともつかぬ顔で両親につめより、二人とも大変困っていました。
 高校生になりアルバイトをするようになり、ただ楽しく働いているだけなのに、バイト先のおじさん達に「お前みたいな奴は、底抜けに明るい親御さんからしか生まれて来ないぞ!全く親の顔が見てみてぇや!」と・・・。

 厳しく叱られ、大げさに褒められ、明るくて仲の良い両親を見て育っただけの私。どんな時も仲良しな両親に育ててもらっているうちに、いつの間にか私にもその幸せオーラが染みついて、そのオーラのおかげで人に好かれ沢山の人に囲まれて、良い意味で「親の顔がみてみたい!」と言ってもらえる様な素敵な時を過ごしていました。

 さて現在の私といえば、子どもの頃の面影はなく、人様に褒められる様なことはあまりありません。社会に出て、いい事も悪い事も経験し、ちっぽけなプライドに凝り固まり、ほんの少しの傷を負った事で、両親の小言は勿論、人様のアドバイスも素直に聞けず、つまらない頑固者になっていってしまったのです。そんな自分の態度を、ある同僚に真剣に指摘されました。「貴方らしくない!恰好つけているつもりでも、返って窮屈にみえるよ」と・・・「このままでは育てて貰った両親に申し訳ない・・・生きなおして、あの頃の様に両親を褒めて貰えるような自分でありたい」と強く思う様になりました。今年で55歳になる男としては恥ずかしい話ではありますが…。

 まずは、両親との時間をもっと大切にし、結婚して56年経っても未だアツアツの彼らから幸せオーラを吸収することで、素直な自分を取り戻そうと頑張っています。食事に誘われればなるべくついて行き、毎年の墓参りも一緒に行き、草刈りを手伝いながら二人の仕草や語り合う会話を楽しんでいます。まだあの頃の自分に戻れてはいませんが、少しずつ素直になってきたのかな?と自分では感じています。
 二人とも今年で80歳になり、人生100年時代、新たな20年のスタート、一日一日を大切に生きていく、老後2,000万円必要問題などどこ吹く風か!と張り切っています。趣味のテニスは、週に二度も三度もあちこちのテニス仲間と謳歌し、月に一度は旅行を楽しむ等まだまだ元気です。これからも二人の幸せな時間が一日でも永く続くことを願い、共に時間を過ごし、人様を幸せにする術を学び、受け継いでゆきたいと思っています。

文責:永松 英樹

お客様が
大切な人とのお別れに何を望んでいるか


もしもの時
お客様はご葬儀のことをわかっていても
精神的に困窮し、看病等々にて
おからだも疲れている時には
お気持ちを上手に表現できない時もあるでしょう

私たちは
お客様の言葉だけではなく、仕草や表情に気を配り
お客様の真意を常に考え、ご葬儀のご提案をさせていだだいております

私たちのご提案が
お客様に受け入れられたときに
初めてわたくしたちは存在する意義をもつのです

本年も
かけがえのない大切な人
100人いれば100通りのお見送りを
一歩一歩着実に目指してまいります。



2020新春
文責 井口朗

~第11回餅つき大会のお知らせ~

開催日:令和元年12月27日(金)
時 間:午前11時~午後4時
場 所:井口葬儀店お客様駐車場

餅つき体験 )^o^(
落書きコーナー (^_^)/
具だくさんのけんちん汁
熱々でフワフワのタコ焼き
トッピングたっぷり、つきたてお餅\(~o~)/
ジュースやアルコール類などの飲食

上記すべて参加費、飲食代全て無料です (*^_^*)

平成を懐かしみ、新時代の令和に希望を託し
皆さんで美味しいお餅をつきましょう!
暖かい服装でお越しください
なお、駐車場はありません

文責:井口葬儀店・餅つき実行委員会

 私はお客様心理を学ぶ為に外部講習を受講させていただきました。講習の初めに、嫌いなタイプの営業マンについて意見交換しました。『価値観を押し付ける』『話を聞かない、自分の話しかしない』『考える時間を与えない』等、私自身の事だと反省しました。私は仕事が立て込むと熟考せず自分に都合よく考えて甘い行動を取り、お客様に迷惑をお掛けしてしまう事がありました。この仕事に携わり始めた頃、『自分の大切な家族だと思ってお手伝いしなさい』と上司から教わっていたのに、お客様の事よりも自分のスケジュールと仕事の効率を優先させてしまう事が全ての発端だと思い当たりました。

 嫌いなタイプの営業マンからお客様の役に立てる、愛情あふれた営業マンに変わる為に今後は以下の4つの事を意識してお手伝いさせて頂きます。
1お客様の要望を最後まで訊く
2要望に対してだけではなく幅広く様々な提案をする
3考えて頂く時間をしっかり取り、選択を尊重する。
4報告相談を密にして社内で情報共有する。
そのためには問題を明確にまとめ朝礼で報告→先輩に助言をもらい自分の足りない部分を補完→補完した内容を基に計画を立てる→準備をしっかりと行い、協力してほしい事をお願いする→葬儀終了後にも改善点を見つける振り返りを行い先輩から意見をもらう
 
 このような報告・相談・連絡(計画発表)・実行・改善というサイクルを円滑に行い、内容の精度を高めお手伝いさせていただくことが理想の営業マンへの近道だと考えています。

 今の自分に足りない部分を改善して『あなたにお願いしてよかった』『もしもの時はお願いね』と一人でも多くのお客様からおっしゃっていただけるように、嫌われる営業マンではなく、理想の自分に近づけるように、いつも明るく、朗らかに自己管理を怠らず職務に邁進してまいります。そして『井口葬儀店の笹木さんにお願いするといいよ』と皆さんに言っていただける事を胸にお手伝いさせて頂きます。

文責:笹木 幹人

 会社での私の主な仕事は経理事務です。その他に、掛け紙や過去帳を書く仕事もしています。
 掛け紙は、進物用線香をお買い上げいただいたとき、ご希望に応じて「御仏前 佐藤」のように書いてお包みしています。店内にいらっしゃるお客様をお待たせしないよう、筆ペンで、気持ちを込め、時間をかけすぎないように書いてお渡ししています。
 過去帳は、古い位牌を帳面に写しかえたもので、この先の長い年月にわたり故人様のことを伝えていくものです。故人様の俗名・戒名・年齢・没年月などを、読みやすい文字で正確に書く必要があります。御依頼主や故人様に対する責任を感じながら、改まった気持ちで、筆ペンではなく筆を使って書いています。ご先祖様のお名前が沢山並んでいる古い過去帳をお預かりしてそこに書き加えることもあります。大切なものをお預かりする責任をひしひしと感じながら、過去に書いてあるご先祖様の戒名の文字と雰囲気を合わせるように仕上げていきます。回出位牌など木の板に書く場合は、滲みを防ぐため、墨を濃く磨っています。

 高校生の頃から書道を続けているので、筆で字を書くのは私にとっては日常です。趣味で書いているのは主に仮名書道です。仮名書道では、
・行はまっすぐ書かず、左右に揺らし行の幅を出す。
・行と行の間隔は同じにせず変化をつける。
・同じ文字が複数回でてくるときは、形や墨色を変え  て、違って見えるようにする。
上記のように書くのが美しくて良いとされています。
 掛け紙や過去帳では、その「美」の基準がすべて仮名書道とは逆です。掛け紙も過去帳も、同じに揃っているのが美しく、きちんと揃えて書くべきものです。正しく読めることが大切なのです。

 文字を書く仕事に向かうと、記録と芸術は全く違うということを改めて感じます。目的に応じて書き方を変える、というのは興味深いものです。掛け紙に包まれた進物線香が贈り主のお気持ちと一緒にどのようなおうちに届き、受け取ったかたは故人様のどのような姿を思い出しながらその線香を手向けるのか、過去帳がお客様のお手元に永く置かれてどのような年月を経ていくのか…大切な物を書かせていただける使命と緊張を感じながら、精一杯のものをお渡ししていきたいです。

文責:佐藤 暁子