国分寺通信 Blog
# 国分寺通信
~もう一つのふるさと~

夫のふるさとである山形に今年の夏も帰省しました。庄内の出羽三山に囲まれた田畑が広がるのどかな風景に今年も魅了されました。初日は銀山温泉や桃狩りを楽しみ、二日目の夜は赤川花火大会。間近で見る尺玉花火の迫力を存分に堪能しました。三日目は新潟へ。庄内の海とはまた違う景色を楽しみ、上堰潟(うわせきがた)公園の鮮やかなひまわり畑に思わず何枚も写真を撮影しました。今年も夫のふるさとで、心に残る景色と楽しい思い出に出会うことができました。
祖父母の代まで横浜育ちの私は「遠くの田舎へ帰省する」という経験がありませんでした。夏休みになるとニュースで流れる田園風景や、満点の星空に憧れていたのです。三年前に夫と出会い、はじめて山形の地を訪れた夏は、澄んだ空気の心地よさに感嘆し、移動中の車内から見える田畑に釘付けになりました。夜空に広がる星はまるでプラネタリウムのようで、感動がいつまでも止まりませんでした。私がかつて憧れていた「ふるさとの景色」がそこにはあったのです。
四度目の今年はどこか落ち着いた気持ちで山形の景色を眺めていました。田畑の広がる道を車窓から眺めていると、「山形に帰ってきた」という感覚がふと湧いてきました。いつの間にか、山形の景色や空気が自分にとって当たり前になり、山形をもう一つのふるさとだと思えたのです。
国分寺に住み始めて一年半。両親のもとへ訪れた際、横浜の見慣れた景色が「懐かしい」と感じました。馴染みのある通学路や街並みにもいつしか郷愁を感じるようになっていたのです。
少しの寂しさと同時に国分寺での生活が私の中に少しずつ根付いているのを実感しました。
その土地で過ごした時間や、重ねてきた思い出が、少しずつその場所を「ふるさと」にしていくのだと思います。山形が私のもう一つのふるさとになったように、国分寺もいつか私にとって大切な「ふるさと」になる日が来るのかもしれません。
これからも国分寺という地域の一員として、そして井口葬儀店の一人として、この土地で過ごす時間を大切にしながら歩んでまいります。
文責:井口葬儀店