
国分寺通信 Blog
# 国分寺通信
~楽しく終活~
今年に入って、終活を始めました。と言っても「終わりの準備」ではなく、「これからを気持ちよく生きるための整理」です。きっかけは、社会人の息子がいずれ一人暮らしをするだろうと思った事でした。そうなると、部屋数が多すぎる為「自分も転居するかもしれない」と考えた時、改めて物の多さに気づき「簡単に荷造りできるくらい、整理しておこう」と一念発起したのです。押入れの大半は、子どもの頃から捨てられずにいた物や衣類が占めていて、思い入れの強い物ばかりで整理するにはなかなか厄介です。
長年身近にあった物の中には、両親に買ってもらった未開封の筆記用具やマスコット、更には「なぜ今まで大事に保管していたのだろう?」と疑問に思う物もちらほら。初めはためらいもありましたが、手放す物と、これからも大切に残す物とを見極めていくうちに気持ちの変化を感じ、自然と自分自身の内面もすっきりしていくような感覚になりました。
家の整理が進むと「生活もすっきりさせよう」と思うようになり、先ずは人との関わり方や自分の行動範囲を見直す事にしました。これまでは自分の事を後回しにしてしまい、時間に追われ疲れてしまう事がありました。そんな行動を見直し、生活に優先順位をつけ無理のない心地良い付き合い方を心がけたおかげで時間に追われる事が減り、自分自身に目を向けられるようになってきました。同じ24時間とは思えないほど、ゆとりある時間が増えたような気がしています。また、出来た時間は家の整理に充てられるので、良いリズムが生まれ継続できています。
私生活だけでなく仕事においても、優先順位をつけ業務に取り組む事で、心にゆとりが生まれ、落ち着いて物事を見られるようになりました。自分にゆとりがあれば、自然と周囲にも目配り気配りができ円滑な職場環境になると感じています。今回改めて物や想い出、人とのつながりを見直した事で、毎日がより充実し有意義に過ごせています。私にとっての終活は、生活を見直す良い機会です。まだまだ続く「終活」ですが、前向きに楽しく続けていきます。
文責:枡澤 美絵