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# 費用・お金
御膳料とは?相場・渡し方・お布施やお車代との違いをわかりやすく解説
葬儀や法要の準備を進める中で、「御膳料って何?」「お布施とは別に用意するの?」と戸惑われる方は少なくありません。ここでは、御膳料の意味から相場・渡し方まで、ていねいにご説明します。
御膳料(おぜんりょう)とは
御膳料とは、葬儀や法要(ほうよう)のあとの会食「お斎(おとき)」に僧侶(そうりょ)が出席できない場合、あるいは会食自体を設けない場合に、食事のおもてなしに代わる謝礼として僧侶にお渡しする金銭のことです。
大切なのは、御膳料はお布施(おふせ)やお車代(おくるまだい)とは別に用意するという点です。それぞれの意味を整理すると、次のようになります。
- お布施:読経(どきょう)や戒名(かいみょう)授与など、法要全体に対する謝礼
- お車代:僧侶の交通費に対するお礼
- 御膳料:会食に代わる食事代のお礼
三つはそれぞれ異なる意味合いを持つため、混同せずに別々の封筒に包んで準備することが、僧侶への誠実な配慮につながります。相場の目安は5,000円〜20,000円程度ですが、地域の慣習や法要の規模によって異なる場合があります。事前に菩提寺(ぼだいじ)や信頼できる葬儀社に確認しておくと、より安心して準備を進めることができます。
由来・背景
古来、法要の後には僧侶をはじめ参列者全員でお斎(おとき)と呼ばれる会食を行い、ともに食卓を囲みながら故人を偲(しの)ぶ時間を設けていました。読経をあげていただいた僧侶や参列者への感謝を表す食事です。
時代の移り変わりとともに、僧侶が複数の法要を掛け持ちするなどの事情から、会食に同席できないケースが増えていきました。そうした背景の中で、「食事のご用意の代わりに」という気持ちを込めて金銭をお包みする「御膳料」という慣習が広まっていったとされています。
知っておきたい注意点・ポイント
御膳料を渡す際には、いくつかのマナーを心がけておくと、気持ちよく法要を執り行うことができます。
封筒の選び方
御膳料は、白無地の封筒または市販の「御膳料」と印刷された封筒を使用します。お布施・お車代とは必ず別々の封筒に分けて包みましょう。表書き(おもてがき)には「御膳料」と縦書きし、その下に施主(せしゅ)の氏名を記します。
お金の入れ方
新札または綺麗なお札を用意し、封筒の表側に肖像画がある側を向け、さらに肖像画が上になるように揃えて入れるのが丁寧な作法とされています。
渡すタイミング
法要終了後、お布施やお車代と合わせて僧侶にお渡しするのが一般的です。小さなお盆(切手盆)に乗せるか、袱紗(ふくさ)から取り出して両手で丁寧にお渡しすると、感謝の気持ちがより伝わります。
地域差に注意
御膳料の金額や慣習は地域によって異なる場合があります。迷われた際は、事前に菩提寺や葬儀社に相談することで、地域の習わしに沿った準備ができます。
まとめ
御膳料は、僧侶への感謝と配慮を形にした大切なお礼のひとつです。お布施・お車代とともにあらかじめ準備しておくことで、落ち着いた気持ちで法要に臨むことができ、故人を心を込めてお送りする場をととのえることにもつながります。
準備の進め方や金額の目安など、ご不明な点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。地域の慣習をよく知る担当者が、みなさまに寄り添いながらていねいにご案内いたします。