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浄土宗とは?教え・葬儀の特徴・宗派マナーをわかりやすく解説
葬儀への参列や喪主を務める際、「浄土宗の作法がよくわからない」と感じる方も少なくありません。この記事では、浄土宗の基本的な教えから葬儀の流れ、参列時のマナーまでを、できるだけわかりやすくご説明します。どうか安心してお読みください。
浄土宗(じょうどしゅう)とは
浄土宗は、「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と念仏(ねんぶつ)を唱えることで阿弥陀如来(あみだにょらい)のご加護を受け、亡くなった後に極楽浄土(ごくらくじょうど)へ往生(おうじょう)できるという教えを根本とする日本仏教の宗派です。
難しい修行や学問を積まなくても、ひたすら念仏を称えることですべての人が平等に救われると考えられています。身分や学識に関わりなく、どのような方にも開かれた教えであることが、浄土宗が長きにわたり多くの人々に受け入れられてきた大きな理由のひとつといえるでしょう。
葬儀においては、故人の魂が阿弥陀如来に導かれ、安らかな極楽浄土へと旅立てるよう、遺族や参列者が心を合わせて念仏を称える儀式が中心となります。
由来・背景
浄土宗は、1175年に法然(ほうねん)によって開かれました。法然は平安時代末期の混乱した世の中において、貴族から庶民まで分け隔てなく念仏の教えを説き、広く民衆の心に寄り添いました。
その教えは鎌倉時代にかけてさらに広まり、新興宗派として日本各地に根付いていきました。現在も全国に約7,000以上の寺院を擁する宗派として、日本の葬儀文化や地域の信仰生活に深く息づいています。
知っておきたい注意点・ポイント
浄土宗の葬儀に参列する際に、特に押さえておきたいポイントをご紹介します。
● 念仏の唱和(しょうわ)について
浄土宗の葬儀では、僧侶が節をつけて「南無阿弥陀仏」を繰り返し唱える儀式を行います。参列者も一緒に唱和する場面がありますので、事前に唱え方を確認しておくと、落ち着いてご参列いただけるでしょう。「なむあみだぶつ」または「なむあみだぶ」と唱えるのが一般的です。
● 焼香(しょうこう)の作法について
浄土宗の焼香は、原則として1回行います。他の宗派でよく見られる、香をいったん額の高さに押しいただく作法(おしいただき)は行わず、そのまま静かに香炉(こうろ)へくべるのが一般的なマナーとされています。ただし、地域や寺院によって作法が異なる場合もありますので、ご不明な点は事前に確認しておくと安心です。
● 数珠(じゅず)について
浄土宗では、二重にした数珠を両手にかけて合掌(がっしょう)するのが基本とされています。数珠の種類や持ち方は宗派によって異なりますが、一般的な略式数珠であれば浄土宗の葬儀でも問題なく使用できます。
まとめ
浄土宗の葬儀は、念仏による阿弥陀如来への帰依(きえ)を中心に、故人が極楽浄土へ安らかに往生することを願う、心のこもった儀式です。念仏の唱和や焼香の作法など、宗派固有のマナーをあらかじめ把握しておくことで、故人とご遺族への敬意を、より丁寧に示すことができます。
作法についてご不明な点や、葬儀全般についてお気持ちのうちに確かめておきたいことがございましたら、どうぞ遠慮なくご相談ください。皆さまの大切なお別れの場を、心を込めてお手伝いいたします。