国分寺通信

Glossary

喪章とは?意味・付け方・誰がつけるのかをわかりやすく解説

突然の訃報(ふほう)を受け、葬儀の準備に慌ただしく追われる中、「喪章はどうすればいいの?」と戸惑う方は少なくありません。ここでは喪章の意味から付け方まで、丁寧にご説明します。

喪章(もしょう)とは

喪章とは、喪(も)に服していることを周囲に示すために、胸元や腕に付ける黒いリボンや腕章のことです。「故人を悼(いた)み、深い悲しみの中にいます」という気持ちを、言葉を使わずに静かに伝えるための印です。

形状としては、黒いリボンを折りたたんでピンで留めるタイプや、黒い布でできた腕章タイプなどがあります。付ける位置は、一般的に左胸か左腕とされています。

喪章は主に喪主(もしゅ)や遺族・親族が身に付けるものです。葬儀の場において、遺族であることを参列者や式場スタッフにわかりやすく示す役割も担っています。一般の参列者の方は、喪章ではなく喪服(もふく)を正しく着用することがマナーとされています。

由来・背景

喪章の慣習は、もともと西洋に由来します。ヨーロッパでは古くから、故人を悼む意を表すために黒いリボンやバッジを身に付ける文化がありました。この習慣が明治時代(めいじじだい)以降、西洋文化の流入とともに日本へ伝わり、遺族や関係者が葬儀の場で悲しみを示す印として広く用いられるようになりました。現在では仏式(ぶっしき)・神式(しんしき)・キリスト教式を問わず、さまざまな形式の葬儀で見られます。

知っておきたい注意点・ポイント

① 喪章を付けるのは遺族・親族が基本

喪章は遺族・親族が身に付けるものです。一般参列者の方が喪章を付けることは一般的ではなく、喪服を正しく着用することが礼儀とされています。ご自身が参列者の立場であれば、喪章の準備は不要です。

② 喪章は葬儀社が用意してくれることが多い

喪主や遺族の方は、喪章を自分で用意しなければと焦る必要はありません。多くの場合、葬儀社が喪章を準備・提供してくれます。わからないことがあれば、担当スタッフへ遠慮なくお尋ねください。

③ 付ける位置と向きを確認する

喪章は左胸または左腕に付けるのが一般的です。リボンタイプの場合は結び目や折り目が乱れないよう、しっかりと固定しましょう。慌ただしい葬儀の準備の中でも、身だしなみを整えることが故人への敬意につながります。

④ 地域や宗派によって慣習が異なる場合も

地域によっては、ご家族の宗派(しゅうは)や地域の慣習によって、喪章の扱い方が異なることがあります。疑問に思うことがあれば、葬儀の担当者に事前に確認しておくと安心です。

まとめ

喪章は、故人を悼む気持ちを静かに表すための大切な印です。誰が付けるのか・どこに付けるのかを事前に知っておくだけで、葬儀の場での礼節を自然に守ることができます。葬儀に関してご不明な点やご不安なことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。故人との大切なお別れの時間を、穏やかに過ごせるようお手伝いいたします。

用語集⼀覧に戻る