国分寺通信

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挨拶状とは?葬儀・法要後に送る書き方・マナー・時期をわかりやすく解説

葬儀が終わったあと、喪主や遺族にとって「挨拶状をどう書けばよいか」と迷われる方は少なくありません。大切な方をお見送りした後だからこそ、感謝の気持ちをきちんとお届けしたいものです。

挨拶状(あいさつじょう)とは

挨拶状とは、葬儀や法要(ほうよう)を終えた喪主・遺族が、参列してくださった方や香典(こうでん)・供花(きょうか又はくげ)をお送りいただいた方に対して、感謝の気持ちと葬儀が滞りなく済んだことをお伝えするための手紙、はがきのことです。

一般的には「忌明け(きあけ)挨拶状」とも呼ばれ、仏式では四十九日(しじゅうくにち)の法要を無事に終えたご報告を兼ねて送ることが多いです。ただし、宗派や地域によって節目の考え方は異なります。浄土真宗では「忌明け」という概念が用いられない場合があるほか、神道では五十日祭(ごじゅうにちさい)を節目とする慣習があります。ご自身の宗旨・宗派に合わせてご確認いただくことをおすすめします。電話や直接の訪問ではなく書状という形をとるのは、多くの方へ同じ内容を丁重に、かつ記録として残る形でお伝えできるという意味合いがあります。

挨拶状には、葬儀へのお礼・忌明けの報告・今後のご支援のお願いという三つの内容を盛り込むのが基本とされています。故人(こじん)を偲(しの)んでくださった方々への誠意ある一通として、遺族の大切な務めのひとつです。

由来・背景

日本には古くから「お世話になった方へ礼を尽くす」という文化が根付いています。冠婚葬祭(かんこんそうさい)の場における挨拶状もその慣習を引き継いだものであり、鎌倉時代後期に「書札礼(しょさつれい)」という書状作法が定められたのが起源とも言われています。

葬儀後の挨拶状は、単なる形式ではなく、故人が生前にお世話になった方々への感謝と、遺族としての節目を丁寧に伝えるための大切な礼儀です。現代でもその精神は変わらず受け継がれています。

知っておきたい注意点・ポイント

挨拶状には、一般的な手紙とは異なる独自のルールがあります。はじめて送る方はとくに以下の点を参考にしてみてください。

送る時期
忌明けにあたる四十九日の法要を終えてから、おおむね一週間以内に送るのが一般的なマナーです。遅くとも忌明けから二週間以内を目安にしましょう。なお、宗派や地域によって節目となる法要の時期が異なりますので、実情に合わせてご判断ください。

書式のルール
挨拶状では「句読点(くとうてん)を使わない」という慣習があります。これは「句切りをつけない=不幸が続かないように」という意味合いからきているとも言われています。また、昔は手紙を書く時は巻き紙に毛筆で書いていました。毛筆では句読点は用いませんので、今でも書き方のルールとして残っているなど、諸説いわれがあります。

文中の表現
「重ね重ね」「再び」など、不幸が繰り返されることを連想させる重ね言葉(いわゆる忌み言葉(いみことば))は使わないよう心がけましょう。

送付方法
封書(ふうしょ)で送るのが丁寧とされていますが、近年はカード形式の挨拶状も広く使われています。いずれの場合も、白や薄いグレーなど落ち着いた色合いの用紙を選ぶと、受け取る方への配慮が伝わります。

挨拶状の基本的な文例構成

実際に挨拶状を書く際は、次の流れで構成するとまとまりやすくなります。

  1. 頭語(とうご):「謹啓(きんけい)」「謹白(きんぱく)」などで書き始めます。なお、頭語と結語は対応関係があり、「謹啓」には「謹白」を用いるのが一般的です。「拝啓(はいけい)」を使う場合は「敬具(けいぐ)」が対応する結語となります。
  2. 葬儀参列・香典へのお礼:お力添えいただいたことへの感謝を述べます。
  3. 忌明けの報告:法要が滞りなく済んだことをお伝えします(宗派・慣習に合わせた表現をご使用ください)。
  4. 略儀のお詫び:本来は直接ご挨拶すべきところ、書状にて失礼することをお詫びします。
  5. 結語(けつご):頭語に対応した結語(「謹白」「敬具」など)で締めくくります。

句読点を用いず、改行と空白で読みやすさを整えるのが挨拶状ならではの書き方です。

まとめ

挨拶状は、遺族が故人への敬意と参列者への感謝を丁寧に届けるための大切な一歩です。送る時期・書き方・言葉の選び方をひとつひとつ確認しながら、気持ちのこもった挨拶状をお届けできるよう、無理のないペースで準備されてください。

書き方や送るタイミングについてご不安な点は、どうぞお気軽にご相談ください。

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