国分寺通信

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弓張提灯とは?葬儀で使われる提灯の意味・種類・マナーをわかりやすく解説

葬儀や通夜の場で目にする弓張提灯。その意味や飾り方を正しく知ることは、故人への敬意を丁寧に表すための大切な第一歩です。

弓張提灯(ゆみはりちょうちん)とは

弓張提灯とは、竹などでできた骨組みに和紙を張りめぐらせた、伝統的な照明具のことです。葬儀や通夜(つや)の際に、玄関先や式場の入口に対で飾られることが多く、故人の霊(れい)を迷わず安らかな場所へ導く「道標(みちしるべ)の明かり」として用いられてきました。

形は丸みを帯びたシンプルなものが一般的で、表面には家紋(かもん)や屋号(やごう)、あるいは「御葬儀」「忌中(きちゅう)」などの文字が記されることがあります。大きさや素材はさまざまですが、白を基調とした落ち着いた色合いが、厳粛な葬儀の場の雰囲気にそっと寄り添います。

近年では住宅事情の変化から自宅への飾り付けが減りつつありますが、葬儀式場や斎場(さいじょう)の入口では今もなお広く使われており、日本の葬送文化(そうそうぶんか)を受け継ぐ大切な習わしのひとつです。

由来・背景

弓張提灯が葬儀の場で用いられるようになった背景には、「火は霊を導く」という古来からの信仰があります。暗闇の中で灯される明かりは、この世とあの世の境をさまよう故人の魂が迷わず旅立てるよう照らすものと考えられてきました。

こうした考え方はお盆(おぼん)の迎え火・送り火にも通じており、明かりを灯して霊を敬う風習は日本各地に深く根付いています。弓張提灯はその象徴として、長い年月にわたり葬儀の場で大切にされてきた道具です。

知っておきたい注意点・ポイント

弓張提灯を準備する際に、あらかじめ押さえておきたいポイントをご紹介します。

家紋の確認を事前に

弓張提灯には家紋や屋号を入れることが多いため、注文の際には家紋の種類を事前に把握しておくとスムーズです。家紋がわからない場合は、古い墓石や仏壇(ぶつだん)、礼服(れいふく)の背中などを確認する方法があります。

飾り方は地域・宗派によって異なる

飾る数や場所、向きなどは地域の慣習や宗派(しゅうは)によって異なる場合があります。「どこに、何個飾ればよいのか」と迷ったときは、担当の葬儀社に遠慮なく相談することをおすすめします。

参列者として目にしたときは

弓張提灯は遺族が故人への思いを込めて用意するものです。参列者の方は、その明かりに故人への敬意が宿っていることを心に留め、静かに見守る姿勢が大切です。

まとめ

弓張提灯は単なる飾りではなく、故人の霊を安らかに導くという深い意味を持つ葬送の道具です。準備の段階でその意味を正しく理解しておくことが、故人や遺族への真心ある対応につながります。

弓張提灯の準備や飾り方、家紋の調べ方など、わからないことがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。地域の慣習や宗派に合わせて、丁寧にご案内いたします。

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