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手水とは?葬儀・法要での意味・作法・やり方をわかりやすく解説
葬儀や法要に参列する際、「手水(ちょうず又はてみず)」という作法を耳にしたことはありますか?慣れない儀式に戸惑う方も多いですが、その意味を知ると、故人への想いがより深まります。
手水(ちょうず又はてみず)とは
手水(ちょうず又はてみず)とは、葬儀や法要の場に臨む前に、水で両手を清める儀式・作法のことです。単に手を洗う行為ではなく、日常の穢れ(けがれ)を祓(はら)い、神仏に対して敬意と誠意を示すための大切な所作とされています。
作法の細かな手順は、宗派や地域・式場によって異なります。柄杓(ひしゃく)で水をすくい両手に水をかけて清めるのが一般的な流れですが、順序や回数については、当日の式場スタッフや担当者の案内に従うと安心です。
この清めの行為を通じて「故人のもとへ向かう自分の心を整える」という意味も込められており、単なる形式を超えた、故人への敬意の表れといえます。
由来・背景
手水の習慣は、古来より日本に根づいてきた「水による禊(みそぎ)・祓い」の考え方に由来しています。水には不浄を洗い流す霊力があるとされており、神道(しんとう)においては神社参拝の前に手水舎(てみずしゃ又はちょうずしゃ)で手を清めることが広く知られています。
葬儀や法要の場で手を清めてから故人や仏前に向かうという慣習も、こうした「水で心身を整える」という精神に通じるものです。ただし、手水の行われ方や位置づけは宗派・地域によって大きく異なり、必ずしもすべての宗派・形式で共通するものではありません。なお、浄土真宗では「穢れ」や「清め」という概念を否定する考え方が基本とされており、手水の慣習が取り入れられていない場合もあります。ご不明な点は、事前に担当者へご確認いただくことをおすすめします。
知っておきたい注意点・ポイント
葬儀や法要の場で手水を行う際には、いくつか知っておくと安心なポイントがあります。
手水鉢・柄杓の有無を事前に確認する
現代の葬儀では、式場の規模や形式によって手水鉢(ちょうずばち)や柄杓が用意されていないこともあります。葬儀社に事前に確認しておくと、当日戸惑わずに済みます。式場によって対応が異なりますので、担当者へ気軽に問い合わせてみましょう。
焦らず丁寧に行う
作法に不慣れな方は、前の方の動作を落ち着いて確認しながら行えば問題ありません。多少の違いがあっても、丁寧に行おうとする気持ちそのものが大切です。
お清め塩との違いを理解する
葬儀後に行う「お清め塩(しお)」は、帰宅時に玄関先で使うもので、手水とは目的・タイミングが異なります。ただし、お清め塩についても宗派によって考え方が異なり、浄土真宗では原則として使用しないとされています。宗派の慣習に合わせてご対応いただくとよいでしょう。
まとめ
手水は、故人への敬意と自らの心を整えるための、大切な日本古来の所作です。正しい意味と作法を知っておくことで、葬儀・法要に臨む姿勢がより丁寧になり、故人との最後のお別れをより心を込めて迎えることができるでしょう。
手水をはじめとする葬儀・法要の作法について、ご不安な点はどうぞお気軽にご相談ください。