心の専門職として Profession of mind
最愛の方を亡くされた深い悲しみはけっしてすぐに乗り越えられるものではありません。私たちは、葬儀に携わるプロである以前に一人の人間として、悲しみがもたらす恐れや不安が少しでも安心に変わるよう努力を惜しまず、対話や訪問を通じて、一日でも早い心の回復を願い続けています。
そして、人の「悩み」を扱う心の専門家とは何を知っていて、どんな態度で悩める人と接するのか?
30度の視野しか持たない人が120度の視野で周りを見られるようになれば、世界はどのように変わって見えるのか?
共に悩める人間として生きているという「共感」は悲しみを喜びに変えるチカラを持っていると言われています。
私たちは「心の専門職」として、そっと寄り添う存在であり続けることに務めるとともに、様々なスキルの習得を通じて、悲嘆にくれるご遺族様が一日も早く前向きに生きていただくためのサポートを実践しています。
カウンセリングマインド
10か条
Counseling Mindset
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ひとり一人を大切にする心
身寄りのない人から大きな社葬まで分け隔てなく故人を尊重する心
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人の痛みを感じる心
人の感情、痛みを共感する心
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待つ心
相手が話してくれるまで待つ心
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可能性を拓く心
焦らず、相手が出す解決法を導く心

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柔らかい心
相手の意見に対して柔軟に対応する心
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向きあう心
相手の意見に対して真剣に対処する心
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葛藤を生きる心
他人と比較せず自分自身と比較する心

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クライアントに学ぶ心
お客様から学ぶ心
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生涯学び続ける心
自己満足することなく常に未来を見据え、改善点がないかを探求する心
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ともに生きる心
相手の気持ちを理解するのではなく共感しあう心

葬儀についての考え方 Thoughts about funerals
お葬式の目的とは?義務と感謝の狭間で
お葬式を行うのは義務だから?それとも、今までの感謝の気持ちを伝えるためですか?葬儀とは、初対面の人(葬儀社)と時間に追われながら早急に高額な契約をしなければならないものなのでしょうか?できれば事前相談を行っていることが望ましいのでしょうが、そうでない場合は、後から後悔をしないためにも、ゆっくりと時間を掛けて葬儀社と相談しながら予算や進行について考えることが理想でしょう。
最愛の方との別れは、とても言葉で言い表すことができないものです。
その悲しみの最中に、喪主の決定、寺院への連絡、親戚・知人への死亡通知、ご近所への挨拶回りなど、すみやかにお葬式の段取りを取り決めなければなりません。その上、社会的・法律上の多くの手続きなど、いざその場に直面すると、どうしてよいかわからないことばかりではないでしょうか。
ご家族の意向、宗教、お付き合いのあり方も、各ご家庭によって異なります。

お葬式に対する
漠然とした考えがもたらす後悔
ただ漠然と「葬儀は必要ない」「費用はかけたくない」…で本当にいいのでしょうか。また、闇雲に「費用は惜しまない」…とお考えの場合も、それだけでは決して良いお別れにはなりません。まず、考えなければならないのは、「どうしたら故人にいちばん喜んでもらえるか」という点ではないでしょうか。
「後悔しない、納得のいくお葬式」にするために私たちはご家族様と一緒にじっくりと考えていただきます。死が突然訪れると、ある程度心の準備をしていた場合と比べ、ショックの大きさは測り知れません。
だからこそ、私たちは“カウンセリング”の大切さを企業理念に掲げ、ご遺族様の心のケアを何よりも重要視にしています。

六波羅蜜の教えに共感する葬儀の在り方
仏教 六波羅蜜(※)の中から、生活者の視点で、「良い葬儀だった。」「良くなかった。」などの意見を耳にすることがあります。
葬儀担当者の人間力が強く求められる昨今、私たちは仏教の教えである六波羅蜜に共感し、科学的に心理を学び、スタッフの人間力資質開発のためにカウンセリング学習に心血を注いでいます。
※六波羅蜜とは
・布施(ふせ)世のため人のために尽くすこと
・持戒(じかい)正しい生活をして、自分自身を向上させていくこと
・忍辱(にんにく)愚痴や不平不満をもたらさないこと、腹を立てないこと
・精進(しょうじん)正しい教えの道に励むこと、努力すること
・禅定(ぜんじょう)迷いのない落ち着いた心で精神集中すること
・智慧(ちえ)真実の智慧を得ること、そして正しい判断力を身につけること


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