2022年の成人の日は1月10日。国分寺駅では、きれいな晴れ着姿で待ち合わせをしている新成人を見かけました。物心がつく頃からインターネットがある環境に育った世代をZ世代と呼ぶそうですが、今も昔も希望に満ち溢れた新成人は皆さんキラキラと輝いています。翌1月11日は小学校の始業式でした。久しぶりの学校から帰ってきた10歳の娘から「とーちゃん、2分の1成人式にこられる?」と聞かれ、思わず「2分の1成人式ってなに?」と聞き返してしまいました。皆さんはご存じでしたか?
2分の1成人式、ハーフ成人式という名称で呼ばれるこの式は、成人の半分の10歳になる年に子供が成長した事をお祝いする目的で、近年執り行われる事が増えてきたようです。娘の通う小学校でも4年生の行事のひとつになっていて、両親が学校に招かれて催しに参加することができます。私が小学生の頃はそのような式はなかったと記憶していますが、子供を持つ親の立場となった今、そのような式が開催されることは嬉しいことです。
実は私の娘は一昨年2度に渡る大きな手術を受けました。幸い大事には至らず、今は元気に学校に通っていますが、病気が見つかったときには目の前が真っ暗になりました。手術の前には不安を膨らませて悪いことを考えてしまう事もありました。執刀してくれた先生をはじめ、病院の皆さんには感謝しかありません。
そんな娘が10歳という節目に迎える2分の1成人式。楽しみで仕方ありません。年齢と共に緩くなりつつある涙腺…。泣いちゃったらどうしましょう。
人生の節目には「式」が必要です。
私たちの生業はお葬式です。
100人いれば100通りの送り方があるという事を念頭において、一人一人に寄り添った形の葬儀をご相談させていただいております。葬儀を行うことが故人様にとってもご家族様にとっても意義のあるものとなれば、それが私たちの存在意義なのだと思います。 お客様から「良いお葬式でした」という言葉が頂ける担当者になるべく、日々努力していきたいと思う今日この頃です。
文責:大橋林太郎